こたつに欠かせないアイテムと言えばみかんが思い浮かびます。
私は、一人暮らしでこたつを持っていませんが、年末年始に実家に帰ると、こたつの中でみかんを食べるのを楽しみにしています。
そんな中、近年は床暖房や断熱素材のマンションの普及、暖房などによって、こたつを使う機会は減っており、みかんの生産量も年々減少に歯止めが効かない状態になっています。
そのため、こたつにみかんという習慣は減ってきており、近い将来この習慣が無くなってしまう可能性も否定出来ません。
しかし、こたつにみかんという習慣は科学的に理にかなっており、冬を乗り切るための昔の人の知恵がたくさんつまっています。
この記事では、こたつでみかんを食べる習慣が科学的に理にかなっている理由についてお話していきます。
そして、この機会に、改めてこたつにみかんの魅力に気づいていただけたらと思います。
こたつでみかんを食べる科学的根拠とは
水分補給による脱水症状防止
こたつに長時間入っていますと、こたつの熱によって水分が失われ脱水症状になる危険性があります。
脱水症状を防ぐにはこまめに水分補給をしなければいけません。その水分補給に適しているのがみかんです。
みかんなどの果物は基本的に水分量が多い為、別にみかんでなくてもいいのではと思う方もいると思いますが、みかんは果物の中でもトップクラスの水分量を含んでおり、果物の80~90%が水分であるため、果物からの水分補給に最も適しています。
風邪予防に効果的
こたつで寝ると風邪を引くと言われているぐらい、こたつは体を温めてくれる一方で風邪を引きやすいというのが最大の欠点です。
こたつに限らず、冬は空気が乾燥し、暖房等で部屋を閉め切りにするため、内外温度差が大きくなり体調を崩して風邪を引きやすくなります。
そんな中、みかんには風邪を予防してくれる栄養素が多く含まれていますため、温かいこたつで風邪予防が出来ます。
ビタミンC
体の中でタンパク質の生成をを助けて、喉や鼻の粘膜が強くなるため、ウィルスの侵入を防ぐ事が出来て、風邪予防につながります。
クエン酸
血液を弱アルカリ性のサラサラな状態にすることで、新陳代謝が活発になって疲労回復が出来ます。
シネフィリン
みかんの中でも温習みかんだけに含まれている成分で、気管支をゆるめる効果があるので、風邪の中でも喉に有効とされています。
便秘解消
こたつは主に下半身を中心に温めてくれます。腸は温まる過ぎると働きが鈍くなるため、便秘になりやすくなります。
それを解消するのが、みかんに含まれているペクチンという食物繊維にあります。
ペクチンはみかんの果実だけでなく、白い筋部分にも含まれているため、出来るだけ余計な物を取り除かずそのまま食べるのがベストです。
まとめ
みかんはこたつに入る悩みのほとんど解決、予防してくれるため、こたつとみかんは切っても切り離す事が出来ません。
こたつがなくても、部屋でみかんを食べるだけで、風邪予防や疲労回復効果を得る事は出来ますが、こたつは温かいだけでなく、家族や恋人とのコミニケーションの場とし使用する事が出来るため、体だけでなく精神も温まる事が出来ます。
そういう状態で食べるみかんもまた格別に美味しいものになると思います。
また、その他こたつに関する疑問につきましては、以下の記事を参考にしてください。