冬に旬を迎えるみかんですが、果物の中でも最も身近な存在であるにも関わらず、年々消費量は現象の一途をたどっています。
みかんに含まれている栄養素や効能から、冬だからこそ積極的に摂取して欲しい理由がたくさんあります。
この記事では、冬にみかんを食べるべき理由を、みかんの効能と一緒にお話したいと思います。
冬に欠かせないこたつに必要だから
昔からの習慣で、冬にこたつに入ってみかんを食べる事が多いですが、こたつに入った時にみかんを一緒に食べるべき科学的理由があります。
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
忘年会・新年会シーズンの二日酔いに効果があるから
年末年始は忘年会や新年会などでお酒を飲む機会が激増します。
そのため、飲み会が連日行われたり、スケジュール的に平日の合間に行なわれる事が多いため、出来るだけ二日酔いは避けたい所です。
そんな二日酔いに効果的で簡単に摂取出来る食べ物こそがみかんです。
みかんに含まれているビタミンCとクエン酸が二日酔いに効果的な成分です。
ビタミンCはアルコールの成分であるアセトアルデヒドを分解する効果があり、クエン酸は肝臓の働きを促進してくれます。
つまり、ビタミンCとクエン酸が体内に残っているアルコールの成分を分解する働きをしており、みかんの最大の特徴である水分量の多さによって、脱水症状を防ぐ役割もあります。
冬に起こりやすい便秘に効果があるから
冬は一年の中でも最も便秘になりやすいと言われています。詳細は以下の記事をご覧下さい。
そんな冬の便秘を解消してくれるのが、みかんになります。
みかんをむいたときに白い筋や薄皮が見えると思いますが、この部分にペクチンという食物繊維が含まれています。
食物繊維には、便を柔らかくする水溶性食物繊維と腸のぜんどう運動を助ける不溶性食物繊維の2種類あり、みかんの白い筋や薄皮には両方の食物繊維が含まれております。
また、ペクチンは整腸作用があるので、下痢のときには余分な水分を吸収し、便秘のときにはペクチンが保有している水分を与えてくれます。
そのため、みかんは冬の便秘に非常に効果を発揮します。
食べた後に残るみかんの皮が役に立つから
みかんを食べ終わりますと、みかんの皮が残りますが、そのままゴミ箱に捨てるのはあまりに勿体無いです。
みかんの皮にはリモネンという成分が含まれています。
みかんの皮を剥いている時に、ときどき皮から液体が飛び出し、目に入ると痛い思いをしますが、まさしくそれがリモネンの正体です。
リモネンはみかん以外の柑橘類の皮にも含まれており、皮100gあたり、約0.3~1gほど含まれています。
リモネンはお風呂でとても効果を発揮してくれます。
最後に
みかんは果物の中でも、食べやすい部類に入り、身近に手に入れる事が出来るため、是非旬の冬にみかんをたくさん食べて、冬の悩み、対策に備えましょう。